レオ とっても大事なお友達

イタリア糖原病協会が制作した幼児向けの絵本。幼児向け絵本としては難しい言葉が出てくるけど、絵本を読んでくれる親を意識しているのかもしれない。


タイトルは「レオ とっても大事なお友達」 

作者はアンジェラ:トリット(Angela Tritto)と
アレッサンドラ・サーラ(Alessandra Sala)
アンジェラは教師で、1977年に他の保護者とともに糖原病協会を設立紙、副会長の後、現在、会長を務めている。
サーラはジャーナリスト兼作家でイタリア糖原病協会の広報マネージャー。 彼はジウンティ(Giunti)、マリエッティ(Marietti)、エディツィオーネ(Edizioni)、パオィーネ( Paoline)、コッコーレ(Coccole) と数冊の本を出版しており、 2014年には出版社Il Ciliegioから、息子のニッコロ・セイディタ(Niccolò Seidita)と共作した繊細なラブストーリー「飛ぶための4つの翼(Quattro Ali per Volare)」を出版した。糖原病で苦しんでいる若者が主人公。その 印税はAIGに寄付されている。
医療面の助言はファブリツィオ・セイヂータ(Fabrizio Seidita)博士
絵はアレッサンドロ・コッポラ(Alessandra Coppola)


僕のたった一つの問題、それは昼も夜も泣いてばかりだったこと。

「レオは、もしかしたら、暗いのが怖いのかも」

お姉ちゃんは子守唄をうたいながら、そう言っていた


おばあちゃんは僕を抱っこしながら、大きな声で「レオはいっぱい抱いてほしいんだよ」」


「もしもレオが珍しい病気にかかっているかも。だったら、レオはとっても大事な子なんだよ」。
僕のおばあちゃんは「何かが珍しいというのは貴重なことなんだから、レオは大事な子。ちゃんとお世話しなくちゃね」と僕に言ってる。


僕は特別なミルクや、二つの白い粉がはいったもっとと特別なミルクをのまなくちゃいけないんだ。それって、コーンスターチと、とっても効き目のある、難しい言葉なんだけど水熱処理アミロメクチンというのがたくさん入ってるコーンスターチなんだよ。


水熱処理アミロペクチン

嶺井正也の教育情報

日本やイタリア、国際機関の公教育政策に関するデータ、資料などを紹介する。インクルーシブ教育、公立学校選択制、OECDのPISA、教育インターナショナルなどがトピックになる

0コメント

  • 1000 / 1000