『インクルーシブ教育を当たり前に』の著者タラ・フラッド（Tara Flood)について

　タラ・フラッドは障害者の権利活動家であり特別教育の生存者である。タラは2006年4月からインクルーシブ教育同盟の理事を務めている。タラは長年、草の根レベルで英国の障害者権利運動に関与しており、地方、地域、国内、ヨーロッパ、および国際レベルですべての障害者に平等をもたらす社会的および政治的変化の創出に取り組んでいる。タラはリーズ大学で社会政策の修士号を取得している。 

　インクルーシブ教育同盟（ALLFIE）はすべての障害のある生徒と生徒（特別教育ニーズを有する生徒を含む）が主流の教育に包摂される権利と分離の廃止のために活動している。タラは、障害者の権利に関する国連条約の策定に関する国連での議論に参画し、現在は条約が特に第7条「障害のある子どもと若者が意思決定に参加する権利」と第24条「インクルーシブ教育への権利」が完全に施行されるように働いている。

　タラは障害者主体組織、それらとの関連組織、子どもの権利団体、法定機関、政府省庁に個人的および専門的な立場で協力し、すべての障害者の声と経験を私たちの生活に関して行われる議論や決定の中心に置くことに取り組んでいる。

　タラは障害の社会モデルアプローチで、障害者が私たちの生活の中で実際の選択と管理を行うことを制限または妨げる多くの障壁を特定し、それを取り除くことにより、障害者の平等を達成することに焦点を当てている。

　英国は2010年以降インクルーシブ教育の進展を後回していることを懸念し、タラは2017年にウィンストン・チャーチルメモリアルトラストにフェローシップを申請し、若者のインクルーシブ教育の事例を調査してインスピレーションを得るためフィンランドとカナダのニューブランズウィックを訪問した。

　フィンランドとカナダにいる間、タラはいくつかの驚くべき刺激的な障害者と人権活動家、障害のある子供どもや若者の両親と家族、政府の代表者、学者、サービスプロバイダー、そして地域支援組織に会い、いくつかの本当に素晴らしい学校を訪問した。 彼女は自分の経験を知るとのできるInclusionistaTouristaチャンネルのあるVlogを継続している。