2025.02.13 06:36 『教育と文化』第100号をもって廃刊に私が所員、復代表、代表(後に所長)として関わっていた国民教育文化総合研究所の季刊誌『教育と文化』が第100号をもって廃刊することになった時、求められた書いた一文である。
2025.02.04 23:50イタリアの週刊誌「キリスト家族」(1993年3月24日号)のインタビュー記事kiriauto 1992年4月から1993年3月の一年間、イタリアのミラノ大学での在外研究でミラノに滞在した。日本への帰国の直前に「なぜ、イタリアの教育を研究に来たのか?」というインタビューを受けたことがある。同時に、日本の受験競争についての質問も受けた。
2024.12.28 08:42「大隅の鴻儒・九華と足利学校」について*「鴨着く島」というタイトルでブログを書いていらっしゃる鹿屋市在住の方に問い合わせたことに対する以下のようなコメント(2019年11月13日付)をいただいていたのに、2024年12月27日にようやく気がついた。非常に貴重な御指摘なので、ここに引用させていただくことにした。2019-11-13 09:59:05 | おおすみの風景
2024.12.16 07:41子どもの権利条約の視点から教育基本法改正政府案を読む<本稿は2006年7月に、同年12月に強硬された教育基本法全面改正を前にした書いた原稿である。> 周知のように、国連の子どもの権利条約は1989年11月20日に国連総会で採択され、1990年の9月2日発効した。日本は政府による批准がおくれ、1994年5月16日になってようやく批准をした。その後、子どもの権利委員会が1998年6月5日に第一回総括所見を、2004年2月に第二回総括所見を日本政府に提出した。 しかし、その総括所見による子どもの権利保障はなかなかすすんでいない。それどころか、子どもの権利条約に精神を踏みにじる教育基本法「改正」案が国会に上程される状況になっている。ゆゆしき事態だといわざるを得ない。 子どもの権利条約の観...
2024.10.11 08:53英国の,糖原病(GSD1)の女子大学生 私の名前はシアラです。ニューカッスル出身で、2000年生まれの18歳です。家族の中でグリコーゲン貯蔵病1aを患っているのは私だけです。生後6か月のときに診断されました。 私はどんな運動も嫌いで、炭水化物や甘いものの多い食事をしていました。これが長い間続いたため、お腹がかなり膨らみ、身長が低く、髪の毛は細く短く、薄く、薄かったです。
2024.09.03 08:26 二冊の本の第一印象アントネット・ムーラ『イタリアのフルインクルーシブ教育 障害児の学校を無くした教育の歴史・課題・理念』(明石書店、2022年)とガート・ビースタ『教育にこだわるということ 学校と社会をつなぎ直す』(東京大学出版会、2021年)の二冊をざっと目を通した印象を記しておきたい。良書を深く読み込んだ上での感想でしかない事を、あらかじめ断っておきたい。まず最初の本。主題の「フルインクルーシブ教育」の「フル」という形容詞はイタリアでほとんど見かけない。この点について違和感を覚えたが、副題に「障害児の学校を無くした」とあることについて、あきれてしまった。以前、アメーバブログにも書いたが、イタリアには特別学校が現存するからである。その証拠の一つがミラノのある「ラリッ...
2024.08.20 00:09英国のGSD協会HP掲載の情報: AAV8 遺伝子治療薬 DTX401https://agsd.org.uk/wp-content/uploads/2024/06/UK_DTX401-Ph3.pdf*英国の糖原病協会のHP[に掲載(2024年8月15日確認)されたⅠa型糖原病に治療薬についての情報があったので、ここに紹介。日本でもほぼ同時期にhttps://jrct.niph.go.jp/latest-detail/jRCT2073230126でとりあげらている。
2024.08.14 09:43 「岡村達雄さんの研究・社会活動を振り返る」 本稿は、2009年1月10日(土) 専修大学神田校舎1号館8A会議室で行われた「岡村達雄さんを偲ぶ会」の「 第一部 シンポジウム 岡村達雄さんの研究・社会活動を振り返る 」を起こしたものである。15年も前の記録であるので、ここに登場される方々に事前了解はしないままでの掲載になっていることを、お詫びしておきたい。 残念ながら篠原睦治さんは2023年5月8日、鬼籍に入られている。******************************************嶺井正也 私は岡村さんの大学院時代の後輩に当たります。そういうことで「岡村さんを偲ぶ会」を呼びかけさせていただきました。第一部は、岡村さんの研究・社会活動を振り返ることをいたしますが、その進行役は...
2024.07.28 07:58イタリア糖原病協会第26回全国大会(10月5・6日) 大会案内(抄) 今年も、第 26 回目となる糖原病協会全国大会が開催されます。このイベントは常に、友好的な人々と出会い、新しい人々と出会い、経験を共有し、知識を交換して深め、重要な科学の進歩や発見について最新情報を得る重要な機会となってきました。 時間が経つにつれ、多くの変化が起こり、私たちは同じ旅を経験し、私たちと同じような課題や問題に毎日直面している他の人々とより簡単につながることができるようになりました。 もちろん、今では情報はずっと早く広まりますが、同じグループの一員であることを実感し、支援を得るために、直接に会う時間と機会を得ることができるという価値はいつも大切なことです。 まさにこの時間とこれらの側面が重要であることを踏...
2024.07.21 07:06 あの貝原益軒の意外な面 本書をまだ読み終わてはいないが、これを読んでよかった。益軒にはよく知られたさまざまな著作があり、その中に、今どきの旅行ガイド的はものがあること、など興味深い指摘がある。またあの『女大学』を益軒が書いたというのは誤りであること、今でも読まれている『養生訓』は幼少期の益軒は身体が弱く病気がちであったからだという理由、などなども理解できた。 益軒は公務が多かったが京都に24回(これ利用し、各地を回ってもいる)、江戸に12回、長崎に5回旅をした福岡藩内の領地も頻繁にまわっている。まさに、本書にあるように「諸国巡遊」している。代表的な紀行文に『西北紀行」が知られている。また京都案内書とういうべき『京城勝覧』もある。 その中で39歳の時に結婚した当時17歳の初(...